目次
概要
先日購入した「dynabook B65/DN」の動作を快適にするため、HDDをSSDに換装したので、その方法と結果を備忘録として残しておく。外すネジの数が多くて時間がかかる代わりに、作業が終わればそれなりの快適さは得られる。
今回は使っていないSSDが有って、もったいなかったので敢えてHDDの入ったPCを買って換装作業をすることにしたが、やはり面倒なので最初からSSDが入っているPCを買った方がいいと思う。そういうわけで換装をおすすめしているわけではない。最悪、同じ作業をしてPCが破損してしまっても私は知らない。(やってみようという人は自己責任でやってくださいね)
換装前に用意するもの
以下の3点を用意する。- リカバリディスク
- 2.5インチのSSD
- プラスドライバー(サイズは1番で大丈夫だった)
リカバリディスクについて
あらかじめdynabookのサポートページでダウンロードできるアプリ「dynabook リカバリーメディアクリエーター」を使って作成しておく必要がある。作成には空のDVD-Rが2枚必要。以下にWindows10 Pro 64bit用アプリのダウンロード先をリンクしておく。 アプリのダウンロード先:dynabook B75/DN、B65/DN、B55/DN、B45/DN、R73/BN、R63/DN、U63/DN シリーズ Windows 10 Pro 64bit モジュール(dynabook サポート) もし、HDDの内容をSSDにクローンする環境があって、クローン済みのSSDが用意できるならリカバリディスクは使わないでもいい。ただ、バックアップのためリカバリディスクを早めに作っておいて損はない。
2.5インチのSSDについて
今回は以下のADATAのSU650シリーズの120GBを使った。換装手順
電源を切る
PCをシャットダウンして、電源ケーブルを抜く。PCを裏返して底面のネジを外す
下記の画像では青い吹き出しで勝手に各ネジに番号を振った。全部で24本あり、外す作業はけっこう時間がかかる。以下の点に注意すること。
- ネジの長さが同じではないので、外したネジがどのネジなのかがわかるようにしておく。後で再度ネジを付けて締めるときに困る。
- 14番のネジはメモリスロットを隠しているフタを固定するためのネジなので緩めてから、フタごと外す。(おそらく、ネジはフタから外れない)
- 15番のネジ位置は黄色い丸で示しているが、14番で固定しているフタの下にある。

バッテリーと光学ドライブを外す
バッテリーは通常通り近くのレバーを使って外す。光学ドライブはネジが全部外せていれば画像のように外側に引っ張れば外れる。
底面全体のカバーを外す
光学ドライブの入っていたところに指を少し入れてカバーを上方向に外していく。力を入れすぎると破損などの可能性もあるので慎重に外すこと。HDDを取り外す
画像の左下の位置にあるHDDを少し持ち上げ、取り付けられているケーブルを外してから取り外す。HDDはネジで固定されてはいない。ケーブルは赤矢印で示した方向に引っ張ると外れるが、力を入れすぎると断線しそうなので慎重にやる必要がある。
SSDを取り付ける
先ほど取り外したHDDの代わりに、SSDを取り付ける。
底面カバーを元に戻す
外していたカバーを上からはめ込む。バッテリーと光学ドライブを再度取り付ける
外していたバッテリーと光学ドライブを再度取り付ける。光学ドライブは押し込むだけでいい。底面のネジを再度取り付ける
外していた24本のネジを再度取り付ける。これが完了したら、裏返していたPCを元の向きに戻してよい。電源ケーブルを取り付ける
外していた電源ケーブルを再度取り付ける。光学ドライブにリカバリディスク1枚目を入れる
PCの電源を入れ、光学ドライブのトレイを開いてリカバリディスクの1枚目を入れる。トレイを閉じたら電源ボタン長押しでPCの電源を一旦切る。リカバリが完了するまで待つ
もう一度PCの電源を入れるとリカバリディスクからOS等を再インストールするウィザードが立ち上がる。画面の指示に従って操作して再インストールを実行する。進捗9%程度で画面にリカバリディスク2枚目を入れるよう指示があるので、ディスクを入れ替えたら後はインストールが終わるまで待つ。ここまでの作業でSSD換装は完了だ。
結果(SSD換装前後の性能比較)
Crystal Disk Markで性能を比較した。期待通り、数値が改善している。体感速度としてもWindows10や各種アプリの起動や動作が速くなる。特に、リカバリ直後のWindowsUpdateの速度がHDDでセットアップしたときよりも大幅に速くなったことが実感出来た。換装前


換装後

